2019.07.27
ビューティコラム
ヴィーナスアカデミー高等部のエステ授業をお届けします
でも、単なる授業ではありません。
施術を受けているのは……学生のお母さまたち
実は、この日は授業参観日
でも学生たちはいつもと変わらずリラックスした様子です
お母さまがいらしていない学生は、ふたり一組になって交代で施術を行います
「施術では、お客さまに次に何をしてあげるかを伝えてあげてね」と教えるのは、エステサロン「山藤」オーナーエステティシャン山藤京子講師
今日は、フェイシャルについて学びます
基本の流れは下記の通り!
1)クレンジング
2)ディープクレンジング(スチーマー、キッシング、オイルアップ)
3)マッサージ(顔とデコルテ)
4)美容液+マスク
5)仕上げ(化粧水、クリーム)
まずは丁寧にクレンジングでメイクオフ
スチームを当てるときは
「熱くないですか?」と、お客さま役に確認します
山藤講師「スチーマーで顔全体を湿らせたら、キッシングに取りかかりましょう」
<キッシングって?>
キッシングはエステの手法のひとつ。ガラス管を使ってお肌を吸引し、毛孔に詰まった皮脂、角栓、汚れを取り除きます
またリズミカルな吸引は皮膚に適度な刺激を与え、血液やリンパ液の流れを促し、新陳代謝を高める効果も期待できるそう
学生たちは、1年生からフェイシャルの授業を受けています。なので、キッシングも慣れたもの!
肌表面にガラス管をすべらせて「シュポッシュポッ」と軽快な音を響かせていきます
キッシングの後は、お顔の水分を取ってマッサージに入ります。
まだ施術の半分ほどですが、この段階で既にモデルさんたちは……
ZZZ……!!!
お母さま方も、施術を受けるモデル役の学生たちも全員爆睡です(笑)
エステルームにはオルゴールの優しい音色を流しているため、みんなとてもリラックスできるんですね
さて、顔とデコルテのマッサージをしたら、次は「美容液とマスク」の施術を行います。
山藤講師「保湿に力を入れたい人はヒアルロン酸を、美白をしたい方はビタミンCを選んでください」
まず、ヒアルロン酸orビタミンCの原液をお顔に塗り、その上から珪藻土ベースに精製水を混ぜて作ったパックを重ねます。
パックを塗るときは、額から下に、またアゴから上に、というように大きな面から塗っていくと良いそうです。
そして10分ほどおきます。このステップで、美容液がお肌に浸透していくそう
「うん!上手く塗れていますね」と、一人ひとりの施術を講師がチェックしてくれます
最後は、パックを落として化粧水とクリームでお仕上げです。
施術を受けて、自分のお肌を見るお母さまたち。「トーンアップしたかも!」と、表情もパッと明るくなりました
学生たちは、どんな気持ちだったのでしょうか?
「変な緊張感がありました」という人や「お母さんの顔が大きくて、どこまでがアゴでどこからが首か分からなくって苦労しました」
「キッシングは、汚れが取れるとスゴく気持ちが良かったです。こりゃ、小鼻パックでは取れないないはずだと思いました(笑)」なんて皮肉を言う学生も
でも、その一方で……フェイシャルの後にデコルテや足裏をマッサージしてあげたり、
「すごく気持ちが良さそうなので、もう少しだけ寝かせてあげてもいいですか?」と山藤講師に確認する母想いな一面も!
美しくなるお手伝いもできて、いい親孝行にもなったはず
山藤講師「このクラスは、高1から週1でエステを学んでいるので、フェイシャルは比較的得意だと思います。
通常、サロンでは、お着替えは含まず60分くらいで行うメニューです。また単価も6,000円から15,000円くらいはいただくことができますので、これからも技術を磨いていってほしいですね」と、学生たちへの期待感を示しました
技術があれば、大切な人、疲れている人、美しくなりたい人を幸せにできる!と改めて実感できた時間でした