2023.11.17
スタッフブログ
ヴィーナスアカデミー高等部では、在学中から実践的な授業が豊富!
今回、密着するのはコンテスト作品制作の舞台裏。
ヴィーナスアカデミー高等部 ヘアメイク専攻 3年次のメンバーが取り組んでいるのは……?
株式会社ラグゼビューティ主催「LUXE BEAUTY 13th HAIR & MAKEUP PHOTO CONTEST 2023」に、エントリーするヘアメイク作品です。
全国の理容美容専門学生、及びメイクアップスクール在学中の学生を対象としたフォトコンテストで、2023年度のテーマは「Inspire … world」。
自分自身のひらめく世界を自由に創造し、作品に表現してほしいという想いが込められているそう。注目の作品をお届けします。
〈1.内山さん〉
「バービー人形をイメージした作品です。せっかくの機会なので、挑戦したいと思いました」と内山さん。
映画などで、ボリューム感のあるコチラのヘア、観たことがありますよね?
これは、60年代に流行した「BEE HAIVE HAIR(ビー ハイブ ヘア)」と呼ばれるスタイルで、まるで鉢の巣のような形から名付けられています。
メイクは、はね上げたアイライン、モデル・ツイッギ―のようなボリューミーなまつげなど、とにかく目元を強調するアイメイクが特徴。
撮影中もさまざまなパターンを試し、ヘアメイクの魅力がいちばん伝わる顔の向き、表情、ポージングを追求します。
撮影を終えて……「先週、スクールイベント『VENUS FES 2023』が終わったばかり。すぐにコンテストの授業があって、とても忙しかったです。
テーマを考えたときに、自分の好きな世界観が求められていると感じたので、興味があった60年代のレトロな雰囲気を表現しました!」
〈2.三村さん〉
ツンツンしたシャープなヘアと惑星のようなカラー使いが印象的な、三村さんの作品。
「最初は宇宙人のテーマを考えていましたが、手を動かしていくうちに違った作品になっていきました。Inspire……worldというテーマから、惑星をイメージしました」
と意図を話します。
〈3.杉本さん〉
杉本さん「サバンナをイメージしたメイクです。やりたいって思っていた世界観で、一本いっぽんの線がポイントです!」
あえてこれまで表現したことのない、難しい世界観にチャレンジしたかった、と話します。
メイクを指導するのは、Kei講師(写真左)。
「みんな独創的ですよね。私たちでは、到底思いつかないようなアイデアが出てきます。
ときに、理解するまで時間がかかることもありますが、若いからこそできる発想に溢れています」と評価。
コンテストの制作に入る前に、まずメイク画を描かせ、やりたいことを整理することからスタート。そして、テストメイクを数回行い、本番を迎えました。
「ヴィーナスアカデミー生は、勘所が良く、飲みこみが早いメンバーが多いです。また、コンテストメイクの授業は、希望メンバーが参加しているので積極的に動けています」
――― 作品制作で大切なことは?
「これまでに習ったスキルを活かそうね!と伝えています。
例えば、アイメイクのグラデーションや、モデルさんの骨格やキャラクターをメイクに活かすこと。ヘアメイクの基本の技術は、しっかりと使ってほしいです」と期待を寄せます。
〈4.源本さん〉
「思っていた以上に良い仕上がりになりました!」と満足そうな源本さん。
オリジナルの金色フレームは、ネイルの「ミラーパウダー」で着色して作った、こだわりのパーツ。
「実はモデルさんが決まったのが2日前。とてもキレイな方だったので、俄然やる気が、湧いてきました!
当初、人には裏と表があるといった趣旨で考えていましたが、Kei講師に『正確に伝わらないかもしれない』と指摘されました。
そこで、人間がAIに侵食されている様子をイメージしました。自分自身、想像力は豊かだと思いますが頭の中のイメージを作品に落とし込む過程が難しかったですね」と振り返ります。
〈5. 八木橋さん〉
赤色のキラキラは「希望」を表現していて、ヘアは「枯れた木」をイメージ。
立体的な地球は、特殊メイクで用いられる「メークアップパテー」を応用しています。
「せっかく応募するのであれば、いちばん難易度が高いことにチャレンジしたいと思いました!」と八木橋さん。
朝9時台にメイクルームに集合し、約6時間におよび大掛かりなヘア&メイクが進行中。
作業中も、笑顔はたやしませんが「さすがに、ちょっと疲れてきました(笑)。クタクタです」と言いつつ、細部にまでこだわっていました!
また、菊地さんは「サイケデリック」をテーマに、極彩色がグルグルと渦巻く様子や市松模様を挑発的な雰囲気で表現しました。
「当初のイメージよりもだいぶインパクトの強い仕上がりになりましたが、完成して良かったです!
ヴィーナスアカデミーは、表現したい世界観を尊重してくれて、自由に制作させてくれるところが好きです」と振り返ります。