2023.04.22
スタッフブログ
※「バンタンでは「生徒」という呼び方ではなく、同じコミュニティの仲間であり、
社会の一員である彼らを、敬意をもって「メンバー」と呼んでいます」
ヴィーナスアカデミー高等部では、在学中から実践的な現場での経験を積むことができます。
今回は、10代が主役のイベント「超十代」の現場。
数あるステージの中で、ヴィーナスアカデミー高等部生(以下メンバーと呼びます)は、
「超IDOLオーディション supported by 超十代」合格者7名の衣装制作&ヘアメイクを担当しました。
<1.高等部3年 八木橋 幸乃さん/寒河江咲菜(さがえさきな)さん担当>
HAIR:短い髪を活かすため、エクステは付けずにリボンやピンでアレンジ。
MAKE:普段のメイクが薄いためナチュラルに。目元にラメを入れてアレンジ。
八木橋さん「ヘアは計画していたスタイルから、当時になって変えています。アーティストも、私もお互い納得する仕上がりになったと思います」
――― 参加して良かったことは?
八木さん「雑誌『Ranzuki』の産学協同プロジェクトにも参加していました。
そのときの衣装制作は、既存のアイテムにチャームやワッペンをつけるだけで簡単なアレンジでした。
今回は布から選び、デザインを考えたので衣装に関する知識が増えました。
将来はヘアメイクさんになりたいですが、新しい知識や技術を取り入れられたのがすごく良かったです」
<2.高等部3年 迫 心愛さん/熊谷智世(くまがいちせ)さん担当>
HAIR:当初は前髪かき上げのセンター分けでしたが、変更に。前髪アリの評判が良かったのでセパレートにしたスタイルに。
MAKE:可愛さが増すようにアイメイクにはラメを濃く入れ、チークをポイントに。
迫さん「最初に依頼がきたときは、『衣装制作』と書いてあったので、応募しました。
進んでいくうちに、ヘアメイクも担当するということで心配な面もありましたね。衣装は、各自家に持ち帰り進めていきました。
本番までにフィッティングを兼ねた打ち合わせがありましたが、準備期間も短かったです。
ヘアメイクは、授業でも学んでいるので、意外とやったらできちゃった!アイドルさんたちとは年齢も近いので、お友だちが増えた感じです」
<3.高等部3年 内山 沙弥さん/白花悠(しらはなゆう)さん担当>
HAIR:「ヨシンモリ」を予定していたものの、本人希望でストレートに変更。
MAKE:王道の韓国アイドルを意識し、カラーはピンクで統一。手をかけた部分は、まつ毛の束感。竹串を使って、根元から上がるように。
内山さん「人気のイベントで、ヘアメイクさんとして入れる機会は滅多にないと思います。
アイドルさんを衣装からプロデュースできる機会なので、とても良い経験になりました」
<4.高等部2年 大竹 妃奈さん/渡邉 倖(わたなべさち)さん担当>
HAIR:予定していたポニーテールから、ウエーブ巻きスタイルに。
MAKE:ベースはツヤ肌で、気になる肌悩みをしっかりカバー。
目元はピンクのラメでキラキラと目立たせ、ステージ映えするように。
ノーズシャドウをナチュラルに入れ、顔の輪郭をハッキリと。涙袋は自分で描いていただいたそう。
大竹さん「メイクアップは、人にするのも自分にするのも大好きなので、プロジェクに参加して良かったです。
授業では、友だちにメイクをしますが、初めて会うアイドルさんなので、不安と心配もありました。なので、自分の顔で練習してきました。
また、アイドルご本人の意見も聞きつつ、メイクするのが難しかったです。言葉で説明しても、自分の想像しているイメージと、
相手の想像とで食い違っているケースもあります。ヘアメイクさんになるのなら、
当日変更になることも多いので、臨機応変に対応する力が必要だと思いました」と振り返ります。
<5.高等部2年 藤間 希洸さん/福田 桃子(ふくだももこ)さん担当>
HAIR:金髪から、ピンクのエクステンションに変更しストレートのダウンスタイルに。
MAKE:アイメイクには、大小さまざまなサイズのラメを散りばめ存在感をプラス。
顔の輪郭をハッキリと見せるため、ノーズシャドウとハイライトで立体感を演出。
藤間さん「一人で担当するのがプレッシャーでした。これまでの年度末制作展では、モデル一人を3人のチームでヘアメイクしていたので、
2月末からスタートしたプロジェクトだったので、時間も限られていました。
事前にアイドルさんと会うのも2回ほど。普段どういう系統の服やメイクなのかは、SNSで探しました。
緊張もありましたが、現役のアイドルさんにヘアメイクする機会はないので、貴重な経験になりました」
<6.高等部2年 高橋 智苺さん/早坂あい(はやさかあい)さん担当>
HAIR:ツインテールのウエーブ巻き。
MAKE:「ウサギさんみたいになりたい」というオーダーをいただいたので、肌を白くし、アイシャドウはピンク、
涙袋に大粒のグリッターとラメを入れてデカ目効果が期待。リップは、グロスでツヤ感を強調しました。
高橋さん「年度末制作展でも、モデル側になることが多かったです。イベントの裏方の仕事を体験することは初めてでした。
衣装から制作して、ひとり1体ができるかな?とか、間に合うかな?という不安しかありませんでしたが、
衣装も講師や友だちに手伝ってもらい完成させることができました。イメージ通りに作ることができたんじゃないかなと思います」
<7.高等部3年 成田 万桜さん/白鳥沙南(しらとりさな)さん担当>
ヘア:ハーフアップから、タイトポニーテールに変更。本人の希望を活かし、顔周りに後れ毛を残して洗練された印象に。
メイク:アイシャドウも、本人の好みを聞いて選んでいただきました。アイシャドウはステージ映えするように濃くし、目元に主張を。
――― 参加した理由は。
「ヘアメイク志望だから。現場へのインターンシップには行っていましたが、衣装を制作するのが不安でした。
デザインが思いつかないときは、メンバー同士意見を出し合ったり、講師にサポートしていただいたりして、なんとか完成させることができました」
――― 手応えは?
「人にメイクするのは約1カ月ぶりでしたが、ヘア&メイクを1時間30分ほどで仕上げることができました。
担当の白鳥さんは好みがハッキリしていて、迷わない性格だったので早めに仕上げることができました!」
そしてバックステージから舞台袖に移動し、本番直前ギリギリまでお直し。
リップグロスを足したり、お水を渡したり、
「頑張ってください!」と励ましたり……一人ひとりのヘアメイクさんが工夫してサポートしていました。
そして、待ちに待った本番がスタート!ショーでは、「控えめに言ってシンデレラ」、「親愛なるおまいつ」の2曲を躍動感溢れるダンスと共に披露。
また、未公開だったグループ名は「LIT MOON」に決まったことも発表されました。
ステージを終えた「LIT MOON」メンバーは、感極まって目に涙を浮かべていました。
そして、ヴィーナスアカデミーメンバーとハグしたり、ハイタッチしたりして感動をシェアしていました。
こうしたステージを、衣装制作&ヘアメイクといったクリエイターの立場から携われるのもヴィーナスアカデミー高等部で学ぶアドバンテージですね!