2020.10.07
スタッフブログ
ヴィーナスアカデミー高等部には、好きなプログラムを自由に選択して学べる授業
「ビューティプログラム」があります。「外見」「内面」「自分らしさ」を磨くプログラムが充実していて、
「美文字」「暗闇ボクササイズ」など幅広い講座の中から、興味のあるものを受けられるプログラム♪
今回は「ヘアメイク」のプログラムをレポート!
ハッピーオーラ全開で登場したのはTOMMY講師。恋愛リアリティショーにも出演した経験のある、人気ヘアメイクさんです。
「こんにちは、トミーです♪今回は、メイクリレーに挑戦したいと思います」と明るくご挨拶。
ホワイトボードに、書いたのは……「甘い」「辛い」というメイクの2大カテゴリー。
メイクで表現したいときにはパーツごとにこんなことを意識すると良いそう。
<甘い> <辛い>
アイブロー ……アーチ型 眉尻が平行四辺形のような形
シャドウ ……アイホールに丸く入れる アイホールに三角に入れる
チーク ……頬に丸く入れる 頬に三角形のように入れる
女性的な甘い印象を作るには「丸み」、クールで落ち着いた印象を与えたい時は「シャープなライン」を意識して色を入れるのがポイント!
TOMMY講師「実際の現場でも、要望はザックリとしか伝えられないことも多いです。
忙しいイベントだと、短時間でたくさんのモデルさんにメイクしなければなりません。
そ・こ・で!今回は、メイクテーマを前の人のメイクや会話から読み取っていき、パーツごとに仕上げていく『メイクリレー』をしたいと思います♪」
<THE MAKE-UP RACE RULES!>
ルールはシンプルです。
ひとりめの学生が、キレイ、モード、可愛い、カジュアルのうち、ひとつの系統を選択します。(責任重大!)
そして、選んだジャンルを誰にも伝えずに眉毛を描いていきます。
二人目の人は、アイシャドウを担当しますが、前の人がどのカテゴリーを選んだかは分からない状態です。
三人目もメイクのバトンを引き継ぎ、チークとリップを担当します。
難しいのは、メンバー同士で選んだジャンルについて話をしたり、質問したりするのはNGということ。
あくまでもモデルさんへのメイクアップ&会話のみで進めていきます。
その際、例えば「キレイ」のジャンルを選択したなら「大人っぽく、お姉さんらしい印象に仕上げますね~!」など、
系統を連想させるキーワードは使ってもOKです!
最後に、モデルさんがメイクさんたちとの会話を頼りに、4ジャンルのうちいずれかの系統でポージングして撮影する、という課題です。
「ちなみに、私はモデルさんたちのマネージャーさん役をやりまーす♪モデルさん役のコは、気に入らないヘアメイクさんがいたらすぐに教えてくださいね!」と、マネージャー役に徹するTOMMY講師。
持ち時間はひとり10分です。
TOMMY講師「よーい!STARTING!(トミーさん語)」
メイクに熱中して、ついついモデルさんに近寄りすぎちゃう学生には……
TOMMY講師「距離が近すぎるのも良くないから、適度な距離感を意識して♪」とアドバイス。
アイシャドウを入れる学生に
「なるほどー!私はジャンルが何か分かったけど、ブラウンメイクは系統が分かりづらいから、会話で補っていってね!」と声をかけます。
また、アイシャドウを目のキワに入れる際にはこんなポイントが。
「例えば、右目の涙袋に色を入れるならモデルさんには逆方向の上に目線を上げてもらうように声をかけて。そうすれば、目のキワに筆がきても怖くならないよ。そのつど、声をかけてあげてね。目周りにメイクする時は特に丁寧にしてあげましょう」と優しくアドバイス。
できないことを注意するのではなく、「こうするといいよ~!」と温かく教えてくれるので、自然と技術が身についていきます。
一人10分ですが、中にはちょっと時間オーバーしてしまう人も。
TOMMY講師
「遅れそうな時は、『〇分ほど遅れます』とチームに伝えてくださいね。5分過ぎて予定通り終わりそうになかったら、その時点で声を掛け合うことが大切だよー!」と、プロとしての心構え、時間管理もさりげなく伝えていきます。
こうして、全員のメイクが終了♪
「じゃっ、残りの時間は、撮影タ~イム!テーマを表現できる一枚を撮影してきね!」
教室の白壁を使ったり、メイクが目立つようにポージングしたり、思い思いにシューティングしていきます。
ハイスクール生チームは、校舎近くで黄色い壁紙を発見!背景を変えて、工夫して撮影していましたよ♪
そして、お待ちかねの答え合わせ……!!
一人ずつ、自分の担当したモデルさんの名前と選択したジャンルを紙に書いていきます。
<モデル・希和子さんチーム>
TOMMY講師「じゃ、メイクチームのみんなに聞いてみよう!こだわったポイントは?」
学生「眉毛は辛めに書きました」
学生「アイシャドウはブラウンベース。アイラインは暗い色をがっつり引いています」
学生「チークとリップはキリっとした感じにしました」
TOMMY講師「みんな、このヒントから分かったかな?」
正解は……モード!!なんと、メンバー全員が「モード」を選択していました♪
<モデル・平敷ちゃんチーム>
学生「眉毛は、カクカクにならないように作りました」
学生「アイシャドウは、シンプルなブラウンを使っています」
学生「チークは活発な感じで血色感を出しました。リップは薄目で主張しすぎない肌なじみのいい色です」
TOMMY講師「このチームは、全員カジュアルを選んでいました!素晴らしい!」
<モデル・サラさんチーム>
学生「眉には角を作りました」
学生「シャドウは、ブラウンとピンクを使っています」
学生「リップは青みがかったピンクで、チークは頬骨にそってコーラル系を入れました」
結果は……「キレイ」が2人、「モード」が2人とチーム内でもカテゴリーのズレが。でも、TOMMY講師は優しくフィードバック。「キレイもモードもどちらも
辛い系統だから大丈夫!やってみて分かったと思うんだけれど、同じメイクを見ていても、人によってモードとキレイの捉え方は違うよね?だからこそ、言葉でモデルさんをサポートしてあげられるかが大事です。
メイクは手から伝わるもの。それと同時に、言葉でも伝えていくもの。ぜひ、言葉巧みにフォローしてあげて!
モデルさんやクライアントさんとコミュニケーションをとって、『こうしたい』『こうなりたい』というイメージを叶えてあげていってくださいね」と締めくくりました♡
単に技術で勝負するのではなく、心を込めたコミュニケーションを取っていき、モデルさんと一緒にヘアメイクを作っていくことも大事なんですね!
TOMMY講師、ありがとうございました!