2021.12.04
スタッフブログ
ヴィーナスアカデミーでは、現場での経験を積むことができるインターンシッププログラムが充実しています。
今回レポートするのは、株式会社W TOKYO様でのインターンシッププログラム。東京ガールズコレクションの企画・制作をはじめ、様々なイベントやプロモーションプロデュースを行う企業です!
2020年の新卒採用では応募者約3000名に対して、採用されたのは5名という大変狭き門……。
そんな人気企業で、ヴィーナスアカデミー大学部4年眞田栞林(さなだ しおり)さんが2021年6月から9月までインターン生として活躍していました。今回は、渋谷にあるW TOKYOさんのオフィスにて、気になる採用基準や、インターンの体験談についてうかがいます。
<東京ガールズコレクション実行委員会 ブランドプロデューサー 金子紗織さん>
- 憧れの職場で、どんなお仕事を任される?
――― 今日は、よろしくお願いします。さっそくですが、眞田さんのお仕事について教えてください。
「ブランドチームへの配属として参加いただきました。インターンに来ていただいた時期がちょうど『マイナビ TGC 2021 A/W』と10代向けの『TGC teen 2021 Summer』の準備期間だった為、イベントに向けて、ブランドのリサーチをお願いすることが多かったように思います。週5日来ていただくこともありました。」
――― リサーチとはどのようなお仕事ですか?
「D2Cブランドを調べていただきました。また、『マイナビ TGC 2021 A/W』に参加したブランドのフォロワー数の伸びの推移なども見ていただきましたね」
――― デスクワークがメインですか?
「最初は、オフィスでのリサーチ業務がメインです。イベントが近づくにつれて、体を動かしていただくお仕事が増えます。例えば、ラックを拭いてもらったり、備品の整理をしたり、モデルのフィッティングに立ち合っていただくことも。時にはブランドの衣装管理をお願いすることもありました。
フィッティングでは、モデルの着用写真を記録するのですが、写真の撮り方やポイントなども伝えると、眞田さんはすぐに要領を得てくれていましたね!」
2.インターン採用面接で重視されることは?
――― ヴィーナスアカデミーからは計8名の応募者がありました。面接でどんな点をご覧になりましたか?
「その人の持つ雰囲気や、意気込みを見ています。休日の過ごし方や、どういうことに興味があって、インターンを通して何を得たいのか聞きましたね。その人がどんな人なのかより知る為に会話をして、内容はもちろんの事、表情を見ていました。
眞田さんは『周りから、どんな人って言われますか?』という質問に対して『不思議だと言われます』と答えていて、それがすごく印象的で盛り上がりました(笑)」
――― 眞田さんの第一印象は?
「最初は、『大人しい子なのかな?』と思っていましたが、会話をしていく中で、彼女の好きな事がハッキリしていて、洋服も好きだし、興味があるものや事が伝わって、積極的に色々な提案をしてくれそうだなと思いました。また、他の関係者にとっても印象に残りやすい子だろうなとも思いました。」
――― インターンシップに応募する学生に、求めるスキルはありますか?
「パワーポイントやエクセルは使いますが、インターンで来ていただく方は、PCスキルはなくて当たり前だと思ってますし、そこは強く求めていません。それよりも大切なのは、人柄です。携わる人がたくさんいるイベントなので『可愛がってもらう』、身なりも含めて『覚えてもらう』ことが大事です」
――― これから応募する人にとって、大切な資質は?
「基本的なことではありますが挨拶ができること、体力があること、また、携わる人・ブランドも多いので、色々な場面で気を遣えることも大事です。あとは探求心があって、『もっともっと知りたい』という好奇心や意欲がある方は向いていると思います」
――― そもそもですが、学生インターンを採用される理由は?
「いちばんお客さんに近い立場の学生が、意見をくれることに価値があると思っています。インターン生の意見で、こちらも成長させていただいています。これまでにアルバイトやインターンは数十人が携わってきてくれましたが、なかにはインターンきっかけでスタイリストを目指している子などもいて、そういった話を聞くととても嬉しいです。今後もインターンシップを参加した方にとって、新しい切り口やキッカケになればと思います」
<ヴィーナスアカデミー大学部4年 眞田栞林さん>
3.インターンシップに参加して成長できたこと
――― そもそも、インターンシップに応募したキッカケは?
「とても興味があったのですが、正直なところ自信が無くて。担任のスタッフに『締め切りが近いから、エントリーシートを書いてみて』って背中を押されて応募しました。自信が無さすぎたので、働くことは全然想像がつかなかったです」
――― 受かったときの感想は?
「めっちゃ、ビックリしました!」
――― 実際に、インターンで働いてみていかがでしたか。
「全部が学びでした。PCの使い方も知らなかったですし、社会に出るとはこういうことなんだな、と実感することができました。ファッション業界の方々と関わる楽しさはもちろん、厳しさも学べました」
――― 厳しさというのは?
「やったことがないことばかりなので、何が正解か分からないときがありました。指示してくださる方の意図を汲み取り、自分の仕事が何の仕事に繋がるのか、どういう資料を作ったら役に立つのかを考えながら仕事をするようになりました」
ちなみに、眞田さんが作成したパワーポイントには……古着を使ったサステナブルなファッションショー、インフルエンサーを起用し最新ヘアアレンジを発信するステージ、ネイルチップにフィーチャーしたコンテンツなどの提案が。TGCteenの定例会議でも、眞田さんのアイデアは提案され、今後のイベントで反映される可能性も!
金子さん「新しいインターン生を受け入れるときに、眞田さんの資料をお手本にして説明することもあります。また、企画を出すときに『本当に人気なのか裏付けも欲しい』ということや、私以外の人が見ても分かりやすいように『写真をどう使うかや、文字のフォント・サイズを揃える』大切さも伝えていました」
――― インターンの同期はいましたか?
「もう一人、違う学校から参加した女性がいました。性格は少し大人しめの子で、2歳年下でした。私から積極的に話しかけていって、分からないときは聞き合ったり、一緒に頑張ろうねと励まし合いました。初めてで不安な部分もあったので、同期がいて良かったです」
――― インターンを終えて、成長を感じますか?
「自信がつきました!チャレンジすることに対してメンタルが強くなりましたね。自分が行動しないと何も変わらないなと思います。考え方も成長したなと思いますし、インターンを始める前と比べても大人になれたかなと思います。最初は、思うように仕事をできない自分がイヤで悔しかったですが……。」
――― 参加して、得られたことは?
「一歩踏み出すことの大事さです。あとは、世界の見え方が変わったと思います。例えばコンビニに行って店員さんに『ありがとうございます』って言われたことにも幸せを感じられるくらい、仕事に対しての見方や取り組み方が変わりました。あとは、金子さんに、インターンの最初と最後のタイミングで、ランチに連れていっていただいたのも嬉しかったです!」
金子さん「本来ならもっとランチに連れていってあげたかったです。
繁忙期だったので、中々ゆっくり時間がとれず。
眞田さんにとっても忙しい日々だったかと思いますが
必ずイベント本番は経験してほしいと思っていたので、一緒に乗り越えてくれて嬉しかったです」
――― イベント当日は、どのようなお仕事を?
眞田さん「実行委員のサポート業務がメインです。一瞬で過ぎていきました……。楽しかったですが、実感が湧かなかったです。イベントを手伝っているときは夢中だったので、終わって、イベントの記事を読んだり、友だちが話題にしていたりするのを知って、『あ、自分が関わったことがこんなにも話題になるんだ』と感じました」
金子さん「達成感がすごいよね。体力的にも大変だったかもしれないけれど、終わったらすごく達成感を得られる現場です。イベントがこういう風にできているんだという裏側も見せたかったので、経験してもらえて良かったですね」
4.ヴィーナスアカデミーで学んで、良かったとことは?
――― 眞田さんは、ネイル、エステ、ウエディング、マナーなどさまざまな検定を取得していますね。ヴィーナスアカデミーでトータルで学ぶことでインターンに活かせていると思いますか?
「思います!私はファッションがいちばん好きですが、ファッションだけ学ぶのでは、生き残っていけないと思って総合的に学べるヴィーナスアカデミーを選びました。インターンシップでも、役に立っていると感じます。例えば、演出家さんやスタイリストさんとの会話をするとき、ファッションの話をしているときも、メイクの提案を混ぜたりすると盛り上がりますし話が広がります。企画を出すときも、ファッション、メイク、ヘアなどを幅広く学んできたからこそ提案できるアイデアがあったと思います」
――― 他に、ヴィーナスアカデミーで学んで良かったと思うことはありますか?
眞田さん「インターンシップに参加できたのもヴィーナスアカデミーで学んでいたから。貴重な経験ができてよかったです。
あとは、友だちの存在。地元にはそこまで仲の良い子がいませんが(笑)ヴィーナスアカデミー大学部の4人のクラスメイトは、みんな私を受け入れてくれます。友だちってかけがえないし、一生ものの宝ものだなって思います」
――― 卒業後の進路は?
「いちばん好きなジャンルはファッションなので、それを仕事にしたいです。スタイリストにも興味があるし、L.Aへの留学も予定しています。1年から2年くらいはファッション業界でのアルバイトかインターンを経験して、チャレンジを続けていきたいです」
金子さん「ヴィーナスアカデミーは、色々な検定が取得できるのも素晴らしいと思います。さまざまな業界のことを知っていると、強みになりますよね。
私は前職IT企業で働いていました。自分のやりたいことが少しずつ見えてきて、転職して、今はやりたいことを仕事にできていると思います。眞田さんの考え方、いいと思います。
もしも、今やりたいことが分からないという人は、出会う人たちに意見を聞いてみて。まずは少しでも興味がある業界に飛び込んで、一緒に働く人の意見を参考にしたり、ヒントをもらったりしながら自分のやりたいことを明確にしていけばいいと思います」とエールを送りました。
金子さん、眞田さん、ありがとうございました!
<株式会社W TOKYO>