2022.03.07
スタッフブログ
ヴィーナスアカデミー高等部1年生、2年生が、年度末にファッションショーを実施しました。
本ファッションショーでは、在校生(以下、メンバーと呼びます)がテーマを決め、
ヘア、メイク、衣装スタイリング、モデル選定、構成、音響、照明までトータルで行います。
ヘア、メイク、ファッションとトータルで学べるヴィーナスアカデミーならではの実践的な作品披露の機会です。
会場は、EBISU SHOW ROOM。
ウエディングの二次会などでも使われるスペースは、天井が高く洗練された雰囲気!
メンバーは2Fのバックステージで、メイク直しなど最後の準備を進めています。
<1年生Aクラス:#JK戦争>
リーダー迫さんにショーについてインタビュー!
「テーマは、『#JK戦争』です。ウチのクラスは、みんなの個性が強く、ファッションもいろんな系統の子がいます。
なので、さまざまな個性を表現しています」とコンセプトを説明。自らも「原宿JK」のモデルとしてショーに出演します。
――― ショーで難しかったことは?
「みんなに話を聞いてもらうこと。集まりを欠席する子もいて、情報を共有するのが大変でした」
――― 取り組んで、良かったことは?
「少しずつ形になってくると、意見を言うメンバーが増えてきました。『#JK戦争』のテーマ通り、衣装は制服からアレンジしています。
ショーのライトに負けないようなインパクトのあるメイクにしているので、楽しみにしていてください!」と笑顔を見せます。
<1年生Bクラス:THE MOVIE>
テーマは「THE MOVIE」。リーダー八木橋さんは「初めてのショーをすることになり、みんなで考えたキーワードが映画でした。
また、20年代、50年代、70年代など、時代の異なる5つの映画を選んで作品を作っています。
最初は、ショーがどんなものかイメージが湧いていなかったけれど、形になって嬉しいです。ショーを作るうえで、クラスメイトとの絆も深まったと思います」とにっこり。
自分たちでオープニング映像、音響、照明も担当していて思い入れも深いそう。
90年代ギャルも登場!この作品は、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』を解釈したもの。
2年生は、社会問題をテーマに設定。
<2年生Aクラス:SDGs>
リーダー宮廻さん「私たちが表現したかったのは、SDGsとLGBTQです。
ヘア、メイク、ファッションをトータルで学んでいるので、トータルビューティの力で問題提起できたらと考えました」
――― 社会問題を表現するうえで、難しかったことは?
「自分たちのクラスにLGBTQに悩む人がいなかったので、その人たちの気持ちを想像することから始めました。
自分たちが知ることから始まったので、理解が深まったと思います」
2年生Bクラスは、SDGsのなかでも、特に「パートナーシップ」にフォーカスしました。
また、今回のショーでは、ゲストによる一般投票と、審査員による審査が行われます。
どの作品が、もっとも心に響くのか……?
ゲストたちからも熱い視線が送られています。
いよいよショーがスタート!
1A/#JK戦争「韓国系」
1A/#JK戦争「Gal」
2年生Aクラス「SDGs」。ファーストLOOKは、「貧困」問題がテーマ。
また、2Aクラスは、LIVEヘアメイクを実施。お客さんの目の前で作品を完成させるデモンストレーションのパフォーマンスも。
2年生Bクラスのテーマは、「パートナーシップ」。
こちらは、SDGsの目標にもある『ジェンダー平等を実現しよう』と、ウエディングを掛け合わせた作品。
ピンクフリルをあしらったスーツを着こなす新郎に、ピンクドレスの新婦など、オリジナルのウエディング衣装には、
趣向を凝らしたリメイクがほどこされています。フィナーレでは、モデルさん、クラスメイトが「We Are The World」を、
手を叩きながら歌い、会場は一体感に包まれました。
表彰式の前に、4クラスの全LOOKをPLAY BACK!
1Aクラス「#JK戦争」。左から順に、和風、韓国系、量産、PUNK、原宿、Gal。
1Bクラス「THE MOVIE」。
左から順に、80’s『マドンナ』、50’s『ローマの休日』、20’s『華麗なるギャッツビー』、90’s『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、70’s『サタデー・ナイト・フィーバー』。
2Aクラス「SDGs」。
左から順に、「LGBTQ」、「LGBTQ」、「貧困問題」、環境問題「鳥」、環境問題「海」。
2Bクラス「パートナーシップ」。
左から順に、「GENDER平等を実現しよう」カップル、「海」、「空」、「森林」。
後半では、表彰式が行われました。
<優秀作品賞>
優秀作品賞は2つ。まずは、2年生Bクラス 「LGBTQ」から着想を得た新郎チームが受賞!
1年生Aクラス「和風」チーム
が受賞しました!おめでとうございます。
<最優秀作品賞>
選ばれたのは……2年生Aクラス 環境問題「鳥」。
目元にフェザーをあしらい、長いネイルで鳥らしさを表現。目の下にシェルとラメを使い、鳥が涙を流している様子を表現しました。
鈴木さん(左)は「環境問題を調べていく中で、『人が捨てた釣り糸が、鳩に絡まって苦しんでいる被害』があることを知りました。
作品を通して、少しでもSDGsに関心を持ってもらえたらと思います」
<クラス賞>
クラス賞は……2年Bクラス!!2位のクラスとは、わずか1票差でした。
クラス名を呼ばれた瞬間、わっと泣き崩れるメンバーたち。この日のために努力を重ねてきたからこそ、喜びが溢れ出します。
メイクを指導する川上講師は、「学生の皆さんの嗜好が感じられて、とても面白かったです。
ここを見て欲しい!という気持ちが強いチームが賞を受賞したように思います」とコメントしました。
受賞後……2年生Bクラスリーダー宮澤さんは、涙をぬぐってからショーにかける想いを語ってくれました。
「ショーを成し遂げられて、とても嬉しいです。クラスのメンバー全員で準備することを大切にしました。
スケジュール管理は大変でしたが、集まりの前日にメンバーに連絡をいれて、積極的にコミュニケーションを取りました。
今回のショーでは、できる限りみんなが持っていたものを利用して作りました。
2年生になり、テーマについて調べてからヘアメイクを考えるようになり、表現できる幅も広がり成長できていると思います」と振り返ります。
改めて、2Bクラスの皆さんおめでとうございます!
ショーを通して得られた達成感や、チームワークをぜひ次年度にも活かしていってくださいね!!